2008/10/27 ときめきいろの素敵な日に。2(反逆SS)

反逆・10月誕「ときめきいろの素敵な日に。2」を以下に格納。
これにて完了です。1話分、まるまる格納してあるので、日記にしては、長いです;
近日中に、サイトupします。(タイトルは、前後編と修正するかもです)

次は、相変わらず、反逆はVSがリクが多いのですが・・・たぶん、ルル生存捏造補完SS「Re; 夢~」の続きで「それが現実と知った時」かな。一番、進みがいいから(^-^; 時期的にも・・ナマモノですし;; あとは、騒乱を一回分、あげちゃいたいのですよね・・・順番的に;; でも、VSも頑張ってますから!平行して☆



それとそれと、アス誕!!! 今年こそはっ!
二日後に迫っているのが、またもや微妙ですが・・・;; 年越ししないうちにっ。(完結せねば・・;)







>>ときめきいろの素敵な日に。 2

「な、なんでっ。俺がこんなことをっっ!!!」

がちゃがちゃと、なにやらボウルをかき混ぜながら、ルルーシュはぼやいていた。
その片手間には、オーブンを確認したり、フライパンに火を通したりと忙しない事、この上ない。
あまりの目の廻るような忙しさに、その怒りの捌け口をボウルの中身をかき混ぜることに費やしているようだった。
ことの起こりはまたもやユーフェミア。
2週前の自分の誕生日の時に、ナナリーとロロに、誕生日パーティをしようと約束してくれたのだ。
だが、当然のことながら、ブリタニアから隠れ住んでいるルルーシュやナナリーと、ブリタニアから正式にイレブン副総督として派遣されてきているユーフェミアが一緒にパーティなど開ける筈もない。
自然、パーティは身内とも言える生徒会のメンバーのみ。さらにその準備もまた、自分たちだけですることとなった。

「何、うだうだ言ってんの? こうして、このわたしが、わざわざ手伝ってあげているってのに!」

腰に手を当て、ミレイ会長が、ふんぞり返って指示を出してくる。
無論、使える人材は使う主義のミレイは、自分自身も使っている。
それから現在、臨時で生徒会メンバーに入っているアーニャとジノも。

「あははは。なんだ、これ、面白いな!」
「わわっ。アーニャちゃん、大丈夫っ?」
「ジノ・・・めいわく・・・」

やることなすこと珍しいジノは、今はメレンゲを作っていたらしい。
単純にかき混ぜただけで、ふわふわの白い固まりになってきたメレンゲが面白かったらしく、口と一緒に手も振り回し。
その振り回したものが、野菜を切る作業をしていたアーニャの頭と頬へと、べちゃっと飛び散ってきた。
その隣で、レタスを千切るだけ、の作業をしていたシャーリーが慌てて、タオルで拭くが、べたべた感は拭えない。
それに対し、いつもと同じく、淡々とした口調でアーニャが、文句を言い、ジノは悪びれることなく明るく謝罪している。

「ん~? なんか、散らかるだけ、散らかっている気がするわね」
「気がする、じゃなくて、ほんとに散らかってますよ! 誰が片付けるんですか?!」

まるっきり片付ける気のないミレイが、悲惨なことになっているキッチンを眺め回し、人事めいてそんな事を口にしている。
結局、貧乏くじを引くのは自分なのだろうと思っているルルーシュとしては気が気ではない。

「あの・・兄さん。僕が片付けるから・・」
「あ、わたしもっ。手伝うから」
「いや、ロロとナナリーはいいよ。お前らの誕生日なんだから、な?」

段々とイライラをマウント・フジのように高く積み上げていくルルーシュに、脇で見ていたロロとナナリーが、おそるおそる口を挟む。
だが、ロロとナナリーの方へとくるりと振り向いたルルーシュの笑みは極上だった。
にっこりと砂糖菓子のように蕩ける笑みを向け、可愛くて仕方がないとでも言うように、二人の頭を撫でまくる。

「・・・・・・たんじょうび・・・わたしも・・・」

そんな様子が羨ましかったのか。
単に事実だからか。
淡々、とまたもやアーニャが言葉を口にする。

「あら。アールストレイム卿もなの。なら、一緒にお祝いしましょうね」
「ユフィは手伝えよ。お前の誕生日終わっただろ」
「ルルーシュ兄ちゃま、冷たい・・」

幼い子供のような口調のユーフェミアが拗ねて見せる。
それに笑いが波紋した。
どうして、ここにユーフェミア副総督がいるのかは誰も問いはしない。
お祭りの一環だとでも思っているのだろう。
矛盾はあるが、それを矛盾とは思わない空気。
それがアッシュフォードの学園にはあった。

(---------こんな日常が欲しかったんだ)

たぶん、これからするパーティの主旨であるお誕生日をお祝いして貰う主賓たちよりも誰よりも。
ルルーシュが一番に嬉しさを噛み締めていたことだろう。

お祝いする事も。
お祝いされる事も。

お祝いしたい人がいて。
お祝いされる人がいなくては始まらない。

そして、それこそが、最もありふれた『しあわせ』と言うこと--------------・・。



「ほぉい! 本日、目玉のシャンパン! 最高級品を仕入れてきたぜー」
「ああ! もうリヴァル、ダメでしょっ。没収!」
「出来たわ。油分を30%カットし、風味を損なわずに抽出したオイルで減塩のヘルシー・ドレッシング・・・」
「そ、それ・・・なんか、グロいんだけど・・・人が食べれるものじゃないでしょ・・・」

ただでさえ戦場のキッチンに、リヴァルが高々と掲げて持ってきたシャンパンを巡り、シャーリーが声を張り上げ、取り上げようとして駆け回り。
ぼそぼそと小さな声で、ニーナがビーカーに入れた緑色の物体・・液体をサラダの上へと掛けようとしたのに対し、アーニャが無言で抵抗している。
それを少し離れていたところで見ていたカレンの顔は引き攣り、冷や汗が流れていた。


それでも。
やっぱり。

-------こんな日常が愛しい。


当たり前の人が。
ただ、当たり前にそこにいる。



それだけで、こんなにも------------・・。



空気が。
空間が。



ときめき色に輝いている。







「じゃあ、乾杯しようか」


ミレイの音頭で、ごちゃまぜのお誕生日パーティが開催される。
この10月に、生まれた全ての人に。

ユーフェミアも。
ナナリーも。
ロロも。
アーニャも。

名前も知らない人も。
顔も知らない人にも。


---------------全ての人に。




「生まれてきてくれて、ありがとう !!!」





HAPPY BIRTHDAY !!!





ときめき色の素敵な日に。
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by ak_yuma | 2008-10-27 21:46 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


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