2010/01/11 無題4。オーフェンSS

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蒼穹、続編は、映画みたいですね(^-^;
残念。テレビでやってくれればいいのに。
ttp://fafner.jp/h-and-e/
公式サイトできていました! まだプロローグしかなかったけど。(←フライングしていたやつだよね?)
日登さんじゃないけど、一応、二次創作サイトを開いたまま、飛ばないでね!

c0025033_17295747.jpg続きは、プレ・孤児SS。
読んでもOKな方は、以下をクリックしてね。
んで、久々にてぶろを・・(笑)
なんか図書館で、年数順に借りると、時々、小説じゃなく、でかい版型のが交じってきます。前は解説集みたいなもので。今回は、画集が手元に来たので(笑)
しかし、図書館って、色んなものを買ってくれるのねー。画集・・まで、あるんだ(びっくり)





「うわぁああああああああァア!!! っ・・・・・-------ッ」

悲鳴が喉をつんざく。
それが、途中で消えたのは、喉を塞がれたからだ。
塞がれたというよりは、押し込まれたというのが正しい。突き破らんばかりに、押し込まれた指先を喉の奥のぎりぎりの場所に感じる。反射的に込み上げてくるものがあるのに、それすらも表せないくらいに、ぎりぎりのラインだ。
少しでも動けば、喉を突き破り、向こう側に突き抜けるのではないかと思う程に、生命的な危機さえ感じる。

「いちいち騒ぐな。たかが爪一枚で」

冗談だとは思いたくはないが、もしかしたら、それは先生による超一級の冗談なのだろうか。
頷くことも出来ないまま、ぼろぼろと涙を流しつつ、視線だけで必死に首肯の意を伝える。
先生へと差し出した方の手の指は、綺麗に一枚、爪がなくなっていた。爪のない指からは、血が溢れ、醜い肉が剥き出しになっている。その晒された肉は、空気に触れているだけでも、ズキズキとした激痛とジクジクした鈍痛を脳髄へと伝えてくる。
これで、たかが、というのは、やはり冗談だとしか思えないだろう。

「我々は音声魔術士だ。冷静に魔術の構成を編み、声さえ出せれば、傷を癒すこともできる。逆に声を出せなくなれば、手詰まりだ」

淡々と紡がれる先生の言葉は、既に耳に馴染んだものだ。ここで教わるものは、実践的なものばかりではない。理論的なものを学んだ上での訓練がある。
それが、この状況での、この解説。うっすらと理解するものもあるが、やはり、冗談であると思いたい。というか、あって欲しい。

「いちいち叫んで、声を枯らすなど論外だ。大声を出し、息を吐き出し切ってしまっては呪文は発せられない。いつ、いかなる時でも、反撃の機会を狙え。今、この時でもいいぞ。それが出来ないのならば、諦めろ」

-----諦めろ、って何を? などとは恐くて聞けない。
予想どおりというかなんというか。引き寄せられたままの手の指に、微かに力が込められる。
どこをどうしたら、そんなに器用に指を動かせるものなのか。綺麗な軌跡を描いて、更に一枚、爪が宙を飛ぶ。

「---------っ!!!」

叫び声は、上がらない。いや、上げられない。喉の奥に食い込んだ先生の指が、吐き気や痛みを通り越して、火傷しそうなくらい熱く、存在を主張している。
激痛に支配されながら、反射的に腕を引き抜こうともがくが、指一本すら動かせない。軽く掴まれているかのように思えるのに、揺らぎすらしない。それだけ、チャイルドマンの腕力は頑強だった。
・・・だいたい、声さえ出せないのに、反撃だなんて。
痛みに混乱する頭で、それでも、脛を蹴り上げてみるが、急所に当たったのだか、単純に力が弱いのか、たいした手応えは感じられない。
更に、一枚、爪が飛び。

「心配するな。ただの訓練だ」

------先生が、軽く口の端を上げて、笑ったように思えた。
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by ak_yuma | 2010-01-11 17:35 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


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