2011/12/16 (仮)RingRing1-4

ちょっとダブっているところがあるけど。

反逆(仮)RingRing1-4 を以下に投下しました☆ミ
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>>(仮)RingRing1-4


「ナナリーの夢見ている景色って、基本が、『日本』の風景なんだよねー」

目が見えず、歩くこともできなかったあの時。あの時代。
ナナリーにとっては、不遇の時だったと言うのに、今でも懐かしそうに微笑む。
そして、目で見ずに、耳だけで過ごしてきたからだろう。
あの時の、あの音の、あの情景が、実際には、どういうものだったのか。
目が見えるようになった今、それを知りたいと、ナナリーは望む。
だが、実際に体験しつつも見えなかった事で空想を膨らませている分、現実よりも美化していることだろう。
・・・それに。

------ナナリーの夢を壊してしまうかも知れない。

結構、ルルーシュは嘘をついた。
見えないナナリーに、さも、素敵なように、美しいように、様々なことを必要以上に美化して、伝えている。
土蔵の家などでは暮らしていない。
死体が累々と山となす焼けつく野原を歩いた経験などしていない。
あくまで、飾り窓の精緻な瀟洒な家に暮らし、道端のゴミの匂いがきついが、普通の道を歩いていたのだ。
・・・もちろん、ナナリーも気付いていただろう。
それでも、そんな特殊な状況下以外の嘘ともならぬ嘘ならば。

『夕日が山の端におちて、赤々と神々しいよ。紅葉はね、そんなお日様色を映しているんだよ』

普通の夕日を、そんなふうに例えたこともあるかも知れない。
山を散策しながら拾った紅葉を手に乗せ、そう教えたかも知れない。


「お兄さま。クリスマスって、一面、まっしろに輝く銀世界になるのでしょう? 楽しみですよね」


そんなふうに夢見るように告げられた時には、心臓が止まるかと思った。
クリスマスが、一面の銀世界なのではない。
たまたまクリスマスの日に、雪が降ったのだ。
それも、地肌がはっきり見える程度の、ほんの少しの雪。
それを少しばかり大げさに、夢見る世界のように伝えてしまった。
例え、ナナリーを喜ばせようとしたのだとしても、嘘は嘘。
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by ak_yuma | 2011-12-16 21:08 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


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