2012年 10月 28日
2012/10/28 明日、アス誕! ss投下しましたー。
一足早いけど、おめでとうございますv アスラン☆
んで、アス誕、SS投下ー。
いつものごとく、なんか不憫な?(笑)
年内に終わるといいなー。←ヾ(・・;)ォィォィ
>>アス誕2012
気持ちのいい日だった。
空には、雲ひとつない青空が広がり、そよ風に小鳥たちの声が響いてくる。
アスランは、窓辺に運んだ椅子から、身を乗り出し、外を見ていた。
平和だった。
とてつもなく平和で、アスランの気持ちは、穏やかに凪いでいた。
「アスランってさ、いっつも--------苦悩しているよね?」
-------あ!?
その一言が響いてくるまでは。
アスランは、くるりと椅子ごと振り返った。
そこには、打ち上げらたマグロのごとく、怠惰にもごろごろとソファに転がっているキラがいる。
この姿を見て、苦悩しないものがいるだろうか?-------いや、いない。
アスランは、自問自答し、そう即断した。
なにしろ、今、プラントでは、定時評議会中だ。
なのに、なぜ、ここにキラがいるのか。
オーブのアスハ邸の、さらに言うならアスランの私室のリビングに、勝手にごろごろと陣取っているのか。
「ほら。眉間に、シ・ワ」
思い返せば、いつもキラは、こんなだった。
可愛らしい仕草で、自分の眉間を指し示しながら、アスランへと悪戯っぽい顔を向けてくる。
そして、そんな可愛らしい仕草で、いつもアスランは騙されてきた気がする。
「・・・あれ? ますます、眉間に力が入ってるよ?」
それは、そうだろう。
今の苦悩の原因は、キラなのだから。
by ak_yuma
| 2012-10-28 18:09
| SSあり