2013/01/28 双愛おまけ42(運命)

かなーり、お久しぶりな双愛な続きです。
42は、前にちょろっとだけ下書きしてますが、まるっと一話分を下記に投下。
近いうち(?)にサイトupしたいかなー。

見てね☆ミ



>>双愛おまけ42(運命)

「あ、アスラン? アスラン!? あなた、生きて・・・っっ!?」

それは、願いのような驚愕。
祈って、願って、でも叶えられないのではと諦めようとしても、願っていたこと。

生きていた------!

動いている。
喋っている。

また、ミーアの目の前に、その姿がある。

「止まれ」

冷たい静止。
でも、それでも、嬉しかった。
喜びが、体から溢れていく。

『彼』がいれば。
『彼』さえいれば。

(わたしは、またきっと------・・)



「こんにちは、ミーアさん、初めまして」


なのに、どうして。
どうして、ここに、本物のラクスさまがいるの!?
優しい声。その姿に相応しい気品と、人を魅了せずにはおけない気高い声。
秘めた威厳さえ、纏っている。
・・・だけど。

「あ、・・あれはあたしよ! あたしだわ!」

否定したい。・・・チガウ。ヒテイシタクナイ。
そんな声は出ない。
どんなに似ていても、似せようとしても、醸し出す雰囲気が違う。
それでも。

「あ、あたしがラクスだわ! だってそうでしょ? 声も顔も同じなんだもの!」

チガウチガウ。
あたしは、真っ赤な偽物。
声も違う。気品も違う。思考も。信じる道も。
何もかもが、ラクス様とは、ほど遠い。

「-------あたしがラクスで何が悪いの!?」

だけど。
ラクス様に、なりたかった------------・・。
あたしは、ラクス様のように、みんなの為に、、



「名が欲しいのなら差し上げます 」


なのに、--------どうして?

こんなにも、あなたに憧れているのに。
こんなにも、あなたになりたいと願っているあたしがいるのに。


「姿も」


こんなにも、あっさりと、そんな言葉が言えるの?
こんなにも、こんなあたしに、微笑んでいられるの?


「でもそれでも貴方とわたくしは違う人間です。それは変わりませんわ」


---------------そう、そうね。
だからこそ、「ラクス様」なのでしょうね。


「わたくし達は誰も自分以外の何にもなれないのです。でもだから貴方もわたくしもいるのでしょう?-------ここに」


誰をも赦して。
そして、誰をも平等に。
もてる慈愛を全て、捧げてくれている。

敵わない、と思う。
あたしは、ラクス様にはなれない。
それこそ、ラクス様の仰るように、あたしとラクス様は違う人間だから。

だけど。
だからこそ、-----------憧れる。
失ってはならない・・・尊い、ひと。






「------------------------ミーアさんっ!」




銃声。
悲痛な叫び声。
あたしの為に、心を痛めてくれる。

もっと、早くに・・・・


「もっと・・・ちゃんと--------お会いしたかった・・・」



泣いてくれるの? ラクスさま?
偽っていたのに?
名を騙っていたのに?

そうね。
それでも、ラクスさまは。

ご自分の心を強く装って。
己の身を犠牲にして、痛みに耐え。
信念を言葉に乗せる、その声のみを武器にして。


人の為に。
平和の為に。



あたしは、これで、やっと--------------
--------------ラクスさまの心に、近づけた・・・の、かな。
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by ak_yuma | 2013-01-28 21:12 | SSあり

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