2013/02/05 反逆・擦過傷12-1を投下。

以下に、反逆・スザルル「擦過傷12-1」投下しました☆

11までは、サイトにup済みです。
geass → novels → ss にあります。
10までが、無印。11からR2に突入です。

興味がありましたら、見て下さいませd(^-^)ネ!




>>反逆・擦過傷12-1

-----------”ルルーシュ”?


ふ、と不思議な気持ちに囚われた。
まるで、昔のルルーシュを見ているみたいだ。
なんでもないような顔。
その癖、内に、人知れず暗闇を抱えている顔。
それは、スザクにだけにしか分からない陰りの表情。

「ルルーシュ?」
「なんだ?」

思わず、声を掛けていた。
だけれども、振り返るのは、疑問の余地のないルルーシュらしい少しの皮肉を含んだ声。
・・・そう、ルルーシュは、いつもこんな感じだった。
スザクに声を掛けられると嬉しそうなのに、シニカルを装って、少し冷たく聞こえる。
でもその癖、やはりスザクを友人として大切にしていてくれるのが丸わかりで、逆に、皮肉っぽく聞こえる。

「-------なんでもない。呼んでみただけ」
「はは。変な奴だな」


だけど・・・。
(もしも、記憶が戻っているのなら)
そんなわけがない。

籠められるのは、皮肉っぽさではなく、『憎悪』だろう。
ちょっと間抜けなスザクに、皮肉っぽささえ消して、思わず毀れてしまうような屈託もない笑顔を見せることもないだろう。

眩しい笑顔。
何もなかったような、信頼する友達に向ける表情。

(-------でも、ちくりとする)

後ろめたさに、胸が痛いのではない。
何かが棘のように、ちくちくと刺さるのだ。
何だろうか、この苛立ちは。

(------何を、見落としている?)

それとは知らず、ルルーシュは、最愛の妹であるナナリーを失った。
その代わりに、偽りの弟であるロロを得ている。
このすり替えは、上手くいっている筈だ。
そもそも、ルルーシュが、ナナリーを失っている事を『知って』いて、平静でいられるわけがない。
偽りの弟を『知って』いて、可愛がれるわけがない。

だが。
なにか・・・。何かがある。
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by ak_yuma | 2013-02-05 21:20 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


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