2013/09/07 これが・・・かも知れない? 1-2(黄黒)

前回の続き。黒バス。黄黒。
これで終了です。
続きません(笑)

サイトup予定なし。
ピクシブにupしました。
(昨夜の分に、ピクシブは微妙に加筆してます)


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おやすみなさいv



>>これが・・・かも知れない? 1-2(黄黒)


「とりあえず・・・その、ありがとうございます」

いつのまにか手の中に渡されていた可愛らしい水色を差し色にしたミニブーケに、遅まきながらお礼を口にする。
黄瀬は、ほんとうにこういうことが自然にできて、すごいと思う。
遠慮していた筈なのに、押し付けがましくもなく、黒子の手に渡されているのだ。
いえいえ、と満足そうに、黄瀬が瞳を細めて、黒子を見詰めてくる。
黒子の髪に合わせた淡い花束とトータルで全身を見たのは何となくだが、気付いた。

(女の子じゃないのに・・・)

ちょっとばかり複雑に、頬が膨れてしまう。
幾ら身長が低いとは言え、女の子ではないのに、そういう目で見られるのは心地よいとは言えない。
幾ら黄瀬が、嬉しそうでもだ。

「黄瀬くん、あのですね」
「あっ。黒子っち、急ごうよ。雨、降りそうっス」

さすがに文句を言おうと口を開きかけると、右隣に並んだ黄瀬に、さり気なく抱きかかえられるように左肩に左手を置かれ、促される。
空へと向けられる眼差しは、今にもぽつりと泣きだしそうに曇ってきた天気に、眉を潜めている。

「さっきまでは、晴れていたんすけどね~」
「あの、ですね」
「今日は泊まっていけるっスよね? ディナー作ってあるんすよね~。自信作っス」
「いえ、あのですね・・」
――――――人の話、聞く気ありますか?

胸中のみで毒づいた黒子の微かに膨れた頬を、肩に回されたのとは別の手で、つんつんと人差し指で突っついてきたところをみると、言いたいことは分かっては

いるらしい。
だが分かってはいても、話を聞く気はないようだ。
天気を危ぶみ、いつもより早足で、先を促される。
ここで足を止めても、よもや引き摺られはしないだろうが、それに近いくらいは、肩に回された手は揺るぎない。

「買い物はどうするんですか?」

ならば、と一拍溜め息を吐き、別の質問を口にした。
そもそも、今日は確か、買い物に付き合うという約束だった筈だ。
何か・・・黒子には分からないブランド名を羅列して・・・が、欲しいから付き合って、と頼まれた。
それがなぜ、黄瀬のマンションへ、すぐに向かわなくてはならないのだろうか。

「ん~? それは、また今度でお願いするっス。ほら、天気もこんなんだし」

ひょいと片手を天へと向け、黄瀬は肩を竦める仕草をした。
なんだか煙に巻かれている気がしないでもない。
だが、まぁ、言っている事は尤もだ。
わざわざ雨に濡れながら、買い物というのもないだろう。

「――――――分かりました」

全てを納得はしていないということを明確にする為、再度、溜め息を吐き、黒子は了承した。
どちらにしろ、買い物をした後は、黄瀬のマンションに泊まる事になっていただろう。
それが、この頃のパターンと化しているから、家には前もって断りを入れていた。
中学時代とは違い、同じ学校ではないのだから、積もる話もある。
何よりも、お互いに好きなバスケという共通項があるのだ。
黄瀬のマンションには、貴重なバスケの試合のDVDや雑誌が、たくさんあった。
毎回、目新しいものが、必ず増えているのだ。
ここら辺は、さすがに自分でお金を稼いでいる黄瀬ならではだろう。
黒子も色々と欲しいものはあるが、全てを自分で買いきれはしない。
おこづかいには限度というものがあるのだ。

「そうそう、この間、黒子っちが見たいって言ってたバスケの試合のDVDが手に入ったスよ」
「えっ、ほんとうですか? 見せて下さい!」
「もちろんっス!」

黄瀬が満面のいい笑顔で返事をしてくる。
あ、ちょっと流されているかも~、と黒子は頭の片隅で思いつつ、まぁ、いいか。とも思う。
なぜなら、黄瀬が嬉しそうだからだ。
そして、それを見る黒子も満更でもない気がする。
ふんわりと暖かな気がする。










そんな彼が。

もしかして、これが――――――。
なんて、ことを想い、慌てるのは、後の話である。






















・・・つづかない。
ちゃんちゃん。
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by ak_yuma | 2013-09-07 22:59 | SSあり

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