2006/01/29-2 双愛29

そんなアスランにキラは困ったように首を傾げた。
アスランに言った事は嘘ではない。
ただ、今はそれを実証する術がない。
それだけだ。
アスランと道が分かたれて。
そのどうしようもない遣る瀬無さに、トリィを見ているのが辛くなった。
それは理屈ではなく。
・・・・・・・・・置いていかれた。
ただ、その気持ちを整理する事が出来ず、直面する事も出来ず。
項垂れてしまったキラに、ラクスが一つの提案をしたのだ。
もう一度、落ち着いて話し合う事が出来る時まで、トリィを大切に預かってくれていると。
その言葉でキラは自分の精神の安定を計った。
目に見えていては、アスランに置いていかれた自分と直面してしまうが、さりとて捨てる事など出来はしない。
ならば信頼できる人に預かっていて貰うのが一番妥当である。
だから、トリィはラクスの元にある。
ラクスが宇宙に上がっている今は、ラクスの部屋にいる筈である。
部屋を開けて入れば、それは実証できる。
だが、そのような事ができよう筈もない。
勝手に女性の部屋に入るなどと。
しかも彼女は善意からトリィを預かっていてくれているというのに。

「・・・ほんとに」

信じて貰えるか分からないが、キラはアスランに重ねてそう伝えた。
こういう事には、キラは慣れていない。
いつも叱られては、落ち込むのはキラの方であった。
それを浮上させるのはアスランの役目で。
結構、大変なことだったんだな・・・と、そう改めて、アスランがいつもしてくれている事を思い出す。
いつもアスランはキラをどうやって宥めてくれていた?
どうしたら信じて貰えるのだろう?

なんとか信じて貰えるような言い回しがないかと必死で頭を回転させる。
だが、そうそういい答えが見つかる筈もない。
どうしようどうしよう、と気ばかりが焦って余計に思考は絡まっていく。

---------と。


「キラくん、至急ブリッジへ。エターナルが発進するとターミナルから連絡が」


慌てたようなマリューさんの声がスピーカーを通して全艦に通達された。
その声は緊迫感を湛えている。
キラはアスランと瞬間に瞳を合わせ。
-----------うん。
こくん、と力強く頷いた。
その瞳にもう迷いはない。
どうしよう、などと悩まずに、すぐにでも解決できる方法がある。


「待ってて、アスラン! すぐにラクスを連れて帰ってくるから!!」

-----------------------------------------------------------
今回の更新。
ここまでを纏めてDESTINYの方にupする予定です~。
双愛6 ・・になるかな?

それにしても、休みの日の日記はやたらに長いな;
今日は長すぎて2つに分けているしね。

そういえば、私ってば拍手に「レス不要」と書いてあるとレスしないのですが(笑)、自分が拍手する時はそんなことを書かないのですよね。ぽちぽちっと好きなだけ好きな事を書いて拍手して来ます。勿論名前も入れて(笑)だってレスあると嬉しいんだもん♪ えへへ~、ごめんね。マスターさま方vv 拍手からは返信しないと仰っている方にも返信して貰っちゃった(爆/←いや、これは期待はしてなかったのですよ? 返信ほしいときはメールしますし。気を使わせてしまってすいません(^-^;)
[PR]
by ak_yuma | 2006-01-29 21:32 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


by ak_yuma
プロフィールを見る
画像一覧