2007/07/17 駆引12話から(種・戦後設定)

久々に種の「駆引」を書くということで、最初っから読み直してみました。
すっごい、恥ずいですね/// なんか途中、一ページのうちに視点がころころ変わっているのがあって; 書き直したくなったのですが、上手く纏められなかったので、もうそのまま放置(爆)

種の最初の頃の作品なので、書き方が・・今と違うのですよね。
今、結構、空間を入れちゃうのですけども。
どっちがどうとは言えないけど、・・・むかしの方が丁寧?(汗)

とりあえず、書き方、変わってますけど(似せようとは頑張ってるけど;)、その辺りはご了承くださいませ。


ではでは。長らくお待たせ致しました<(_ _)> (11話から、一年ぶり?;)
駆引、再開です☆



>>駆引12(種・戦後設定)

いつもアスランだけが苦労している。
いつもアスランだけが矢面に立つ。

その事に、少なからず申し訳なく思っていた。

道標となる事に同意したのは自分も同じなのに。
自分は安穏とし、ただ敬われているだけ。
その事にどれだけ心苦しく思っていた事だろう。

だけど。
・・・でも。

またも、自分は役には立てなかったのだ。
逆に、彼の立場を悪くした。
自分は何と愚かで。
--------足手まといなのだろう。







「ラクス。飲みすぎですよ」

そう言って、彼が、やんわりとラクスの持っているグラスを取り上げてきた。
言葉はいつも通り丁寧だが、その瞳が怒っている事は、すぐに知れた。
体ごとくるりとラクスに向かい合い、真っ直ぐにラクスの瞳を叱り付けて来る。
その瞳を見れば、ラクスとて分かる。
自分がいかに愚かで-------彼らの策を台無しにしたのかを。

・・・失敗した。

と思った途端に、情けなくてぽろりと涙が一粒、零れた。
自分だけが安全に、穢れなく、大切にされる事に心苦しくて。
自分を操っているものとして、彼が汚される事が腹ただしくて。
だから、そうではないのだと。
自分も共犯なのだと『彼ら』に見せ付けたくて。
背伸びをして-----------怒らせた。

「ふ・・」

泣いてはダメだと。
それはズルイと分かっているのに。
卑怯者はやっぱり最後まで卑怯なのかも知れない。
自分が泣けば、彼が困るだけなのは分かっているのに。
彼が、『彼ら』にとって、更に悪者になるのは分かっているのに。

止まらない。
止められない。

--------ぽろぽろと涙が零れていく。

こんな事は免罪符にはならないのに。
自分を清きものとして、彼を汚してしまう。
こうして自分は幾度、彼を陥れたのだろう。
白き事が正しいと誰が決めたのだろう。
無知は罪。無垢も罪。
何も知らなければいいと、それだけで済んでいた時は終わっている。
何度も何度も罪を重ねてしまう。
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by ak_yuma | 2007-07-17 21:15 | SSあり

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