2008/02/10 散華~言の葉に伝える思い~

最近、やったらめったら、きらきら星とか倫敦橋とかのマザーグースが聞きたくて(笑)
昨日、やっと、借りてきました。
借りにいったところには、マザーグースで括られているCDはなかったのですが、英語の歌(KIDS)に、収録されていたので、それを。
聞いていると、同じメロディで、別の歌詞が、何度も出てくるのですね。
童謡だとそういうものなのかな? 覚えやすい旋律に、色んな歌詞をつける?
普段は聞かないものだけど、でも、面白いですよね。日本語との差異も。
ドレミの歌なんか、ドはドーナツのドではなく、deer(鹿)になってました。

下。運命戦後。アスキラ前提のラクキラ。
散華「告白」からタイトル変更「言の葉に伝える思い」
とりあえず、途中まで。

反逆の「告白」で、ルルさん酷いなーというコメントを貰ったのですが、このキラも酷いなーと思ったり(笑)

+追加+
10円レンタルをしてたので(笑)スターゲイザーを借りてきて見ました。
ちょい辛口、注意※
え~と・・; すいません、これって、これで終わりですか?(汗)
ものっすっごく! 中途半端に思えてしまったのですが。。種よりも運命よりも;;
結局、何を伝えたかったのかな?
まぁ、戦争の中身に関しては、運命でやっちゃっているから、どうにもならないのは分かるけど・・・CE73って事だけを強調したかっただけとしか思えない。
別に種に絡める必要はないよねー?


散華。とりあえず、下に全てup。
ページを作ってますが、DARKに収納します。
別に裏じゃなくても今のトコはいいんだけど、関連するのは全部、一律に収納しちゃうつもりなので☆

+追加の追加+
散華、DARKにupしました。
反逆の方の更新は、明日にはできるかと思います。



>>散華~言の葉に伝える思い~1

「お誕生日、おめでとう。ラクス」
「ありがとうございます。キラ」

はにかむように笑い、キラからのプレゼントを受け取るラクスは本当に嬉しそうだ。
誰からも愛され、誰をもその歌声と笑みで癒すピンクの髪のお姫さま。
二度の大戦を経て、プラントも地球も理想の道へと歩き始めている。
その道は長く困難が続くが、それでもただ血で血を洗う戦争をしていた時よりは、希望が見えている分、今が一番、充足している筈。
それなのに、その笑みには、時々、翳りが見える。
それはほんの一瞬の事。
普通ならば気付かない些細な違和感。
それでもキラは気付いてしまった。
キラだから気付いてしまった。
いつも。
・・・いつも。
ラクスを見ていた。見守ってきた。
だから、ラクスが心から、笑顔になれない事に、気付いてしまった。
それは、どこかキラを通して、別の誰かを見ているような。
そこに、別の誰かの存在を思い出しているかのようなほんのちょっとした間。
手と手を触れた時。
瞳と瞳が合った瞬間。
もどかしげな、それでいて悲しそうな翳りをその笑みの横に潜ませてくる。
こうして、キラからプレゼントを受け取った今も。
そんな僅かばかりの差にキラが気付くのは、きっと、常にラクスの事を思っている自分がいるからだろう。
ほんわりと皆に優しい気持ちをくれるピンクの歌姫が、歌姫自身もそうであるように。
-------そう願っているから。

「ラクス。------プレゼント、何がいい?」
「え?」

今もまた、その翳りに気付いてしまい、キラは思わずそう口走っていた。
不可思議そうにラクスが首を傾げる。
それはそうだろう。
プレゼントなら、たった今、ラクスに渡したばかりだ。
真っ赤なリボンが可愛らしく彩られたプレゼントは、まだ開かれてもいない。

「これは、僕からの一方的なものだから。ラクスの喜ぶものをプレゼントしたいと思って」
「わたくしは、キラから戴けただけで、十分、嬉しいですわ」

にっこりと、その頬を薔薇色に上気させ、ラクスはキラに笑顔を見せる。
戸惑いは消え去り、何よりも誰よりも幸せそうに見える。

-------------だけど、気付いているだろうか?

その笑顔の裏に、翳りが見える。
決してキラに弱味を見せないようにと、無理しているのが分かる。
一瞬の、遠い目。
縋るような、揺れ動く瞳。
・・・それで気付いてしまった。

キラに誰かに重ねている。

キラを見ながら、その向こうに他の誰かの存在を感じている。
きっと、本当に求めるプレゼントはキラのではなく、他の誰か。
それなのに。
キラがそう感じてしまったというのに、ラクス当人は。

「------でも。その・・もしも叶うならば、聞いてほしい事があります」
「・・・え?」
「わたしは------わたくし、ラクス・クラインは、あなたを------・・」

頬を真っ赤に染め、真摯な眼差しを向けてくる。
ゆっくりと紡がれる言葉は、どこか甘美な響きを含んでいて、いつまでも聞いていたくなる。
だが、キラはその唇に人差し指を翳し、止めた。
そこまで言葉を聞けば、キラとて分かる。
ラクスが何を言いたいのか。
何を告げようとしているのか。
だが、それは聞いてはいけない言葉。
ラクスは勘違いをしているのだ。
キラが今、一番身近に側にいるから。
二度の大戦を同じ志で一緒に過ごした仲間だから抱いた思い。
キラは、無言で、首を横に振った。
それ以上は、ダメだよ、と微笑む。

「-------あなたが・・・キラ・ヤマトが好きです」

それでもラクスは、止めたキラの指に悲しみを表しながらも、その思いを言葉にした。
必死に紡がれた言葉。
それでもキラは首を再度、横に振った。

「それは違うよ」
「違いません」
「ううん。------ただの憧れだよ。僕が身近な男性だから」
「違います」
「勘違いしているだけだよ」
「勘違いしていません」

静かに首を振り続ける。
キラにとって、ラクスは大切な女性だ。
尊敬もしている。
誰よりも幸せになって欲しい人だ。

-----だが、僕ではラクスを心の底から幸せにはしてあげられはしない。

ラクスは、気付いていないのだろうか?
僕を見ていて、悲しみに瞳が曇る事を。
そこに誰かの面影を重ねている事を。

キラが知る限りでは、ラクスにそのような相手がいた事はなかった。
だから、きっとキラと知り合う前の事なのだろう。
ラクスは、自分自身も今、プラントの議長という大任に位置しているが、父親もそうであったと聞く。
もしかしたら、その立場ゆえに公に出来ない思いがあったのかも知れない。
その者が今、どうしているのかは分からないが------もしかしたら。

「キラは・・キラは、わたくしの事が嫌いですか?」
「そんなことは・・」
「では、好きですか?」
「ラクス・・・」

キラとしては、困ったように微笑むしか出来ない。
勿論、ラクスの事は嫌いではない。
好きか? と問われれば、好きと答えられるだろう。
だけど、ラクスのその気持ちが憧れだと思うように、キラ自身もこの思いが憧れではないと言い切れないのだ。
なぜだかキラ自身にも、もどかしい思いはある。
いつも聞く、聞こえない声がすぐ側にあったような。
それでもラクスに対する思いは確かにある。
そんなキラの思いが伝わったのだろう。
嫌われての拒絶ではなく、思われての拒絶だと。
泣きそうに潤んだ瞳が俯く。


「・・・なら、わたしのこの気持ちが憧れなんかではなく、思いが本物なら」

-------結婚してくれますか?

擦れた声は音として言葉にはならなかった。
それでも、その真っ赤に俯いた顔と動く唇から、そうと知る事はできた。
キラは、ラクスの頭にそっと手を乗せ、そのピンク色の髪をゆっくりと撫で降ろした。

「うん・・いいよ。ラクスが本当に僕を好きなら」
(------そして、僕のこの思いがこのまま変わらず本物だと言うのならば)




---------約束するよ。君の生まれた日に。
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by ak_yuma | 2008-02-10 14:41 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


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