2008/06/13 友(仮)-4 (R2-9補完)

あとちょっとなんだけどなぁ。。
とりあえず、もう寝ます。
おやすみなさい.。o○



>>友(仮)-4 (R2-9補完)

「会長。なん・・ですか?」

バルコニーには涼しい風が渡っていた。
夜空に浮かぶ月に、カレンの赤髪が揺らいでいるのが見える。
こんな事になっても、カレンはミレイの事を「会長」と呼ぶ。
その事に、ミレイは少なからず胸が熱くなるのを感じた。
あの学園での日々は、偽りがあっても、偽りだけではなかったのだ。
確かに、あの万華鏡のように輝いていた日々にはカレンもいた。

「カレン。学園に戻って来ない?」
「-----は?」

単刀直入に聞くけど、というミレイの前置きに、罵声でも覚悟したのか、険しく顔を強張らせたカレンの顔が一瞬にして、崩れ去った。
ぽかんと呆けた表情は、テロリストのエースというよりは、年相応の娘のあどけなさを呈している。
何を言われたのか、と怪訝に首を傾げ、それでも次の一瞬にはその言葉の意味を把握したのだろう。
焦ったような瞳がスザクを見、それから心配そうにミレイを伺ってくる。

「大丈夫。スザクにはもう話してあるから」

どうして、この子は、こんな時でも、まず最初に他人の心配をしてくれるのだろうか。
敵だと言うのに。------敵だと言いながら。
ブリタニアを敵としながらも、カレンはミレイたちを害そうとはしない。
逆にこうして、ミレイの立場が悪くはならないかと、心配までしてくれる。

「・・・意向は聞いている。回答はしていない」

淡々と答えるスザクの表情は硬い。それは当たり前の事だろう。
かつては、ゼロに弑されたユーフェミアの騎士で、今は皇帝直属のナイトオブ・ラウンズの一人。
だが、その瞳だけは、困ったように揺らいでいるのが分かる。
あの時もそうだった。-----シャーリーが言い出した時も。
それから、ミレイがカレンの行方を尋ねた時も。
カレンの話をする時。決して、憎しみや怒りで曇っていたりはしない。
スザクもまた・・・あの輝いていた日々の一員だったのだから。
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by ak_yuma | 2008-06-13 23:06 | SSあり

アスキラ・総一・スザルル LOVE


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