2010年 01月 24日
2010/01/24-2 双愛おまけ23(運命アスキラ)
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>>双愛おまけ23(運命アスキラ)
彼女ならきっと、よりよき未来を築けるだろう。
よりよき未来を模索しうることだろう。
その為の弛まぬ努力を惜しむこともないだろう。
----それはきっと、キラも同じ。
ここに集う皆の心、すべて。
未来を信じるがゆえに。
夢を求めるがゆえに。
彼らは戦っている。
厳しい状況を打破する為に、自らを更に厳しい状況に落としてでも。
・・・ならば、せめて。
「アスランアスランアスランっ」
「・・はいはいはい」
とは思うものの。
戻ってくるなり、明らかにテンションの高いラクスにアスランは、投げやりに相槌を打った。
先ほどのあの威厳さやら、荘厳さやら、なにやら後光が眩しいあのラクスはいったいどこにいったのだろう。
偽者ではないが、とてもじゃないが同一人物にも見えない。
「なんですの? そのやる気のないお返事は?」
「いーえ・・」
「約束ですわよねっ」
「・・・なにが?」
「もうっ。ハロちゃんですわっ。ちゃん直してくれるってお約束・・」
「・・・してないよ」
「---キラっ。アスランがひどいです~っっ」
ぷくりと頬を膨らますラクスが可愛くないと言えば、嘘だ。
でも、その顔でキラに泣いて縋るのは、はっきり言って卑怯だと思う。
ついつい、ふーっ、と溜め息を吐いて、あらぬ方向を向きたくなってしまう。
by ak_yuma
| 2010-01-24 18:16
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