2011年 12月 21日
2011/12/21 反逆 Re; ing ! Ring !! 2-1 を投下しました。
余裕を持ってやり始めた気がするのに・・・。
間もなく、クリスマスじゃないですか?(汗)
・・・なので、ちょいまきまき。
ナナ視点に変更になってますー。
以下、クリックして見てね!
*
携帯を会社に忘れたようで、凹み中~・・
>>Re; ing ! Ring !! 2-1
「お兄さま! 素敵ですね!!」
くるり、と両手を広げて、車椅子さばきの巧みな技術で、ナナリーが回る。
その動作に合わせて、ワンピースの裾がふわりと広がり、止まれば、一瞬の遅れで、軌跡を描くように、はらりと落ちる。
嬉しくてたまらないと言うように、頬を上気させ、ナナリーは満面の笑みを浮かべた。
「いや・・あの・・・ごめん・・・」
対して、ルルーシュは、しょんぼりとうな垂れ気味だ。
猫耳でも生えていたら、いうもは小生意気にピンと立っているだろうに、今は親に捨てられた子猫のように、ぶるぶると震えていることだろう。
「どうしてですか? 嬉しいですよ?」
「その・・・」
「『嬉しい』ですよ?」
まるで、わたしが法律です、とでも言うように、ナナリーは、腰に手を当て、同じように車椅子に座るルルーシュに目線を合わせた。
幸せであることに、例え兄でも、有無など言わせない、ぞと。
ナナリーにとっては、今、兄が生きていること自体を神に感謝しても足りないくらいに、幸せなことだ。
ほんのちょっとの差で、すれ違ったまま、二度と、対話のできない世界に兄は旅立ってしまったかも知れないのだ。
そんなことになれば、どんなことよりも、ナナリーには悲しい。
幸せである、ということは、ナナリーにとっては、こうして、ルルーシュが生きていることと同義なのだ。
「『ホワイトクリスマス』ですね!」
by ak_yuma
| 2011-12-21 20:15
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