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2005/12/29 感想up。

どうにか感想up出来ましたv →こちら

んで。補完SS

「・・・?」
シンとルナマリアを拾って、エターナルに帰還すれば、何かがおかしい。
はっきりとは分からないが、少しのざわめきと・・・格納庫にあるべき機体がない事に戸惑う。
戦闘は終わった筈だが・・・何かあったのか?
とりあえずは、メイリンとルナマリア姉妹を一刻も早く会わせてやりたいと、二人を伴い、艦橋へと向かう。
すると。

「アスランっ!」
悲鳴のような悲痛な叫びが、エアードアを開いた途端に、投げかけられた。
それと同時に、宙を浮き駆け寄ってくる姿。
「どう・・・したんです?」
その柔らかな体を抱きとめ、アスランは戸惑いながらも疑問を口にした。
見れば、艦橋内も暗い雰囲気が漂っている。
「キラが・・・っ」
それっきり、ラクスは俯いて口を閉ざしてしまった。
その瞳にはうっすらと涙のようなものまでが浮かんでいる。
アスランはその様に胸騒ぎを覚えた。
だが、この宙域での戦闘は停止している。
先ほどの様子では怪我もしていない筈だ。
だが、その姿はエターナルにはない。
これはどういう事だろう・・・?
「キラが? キラがどうかしたのですか? エターナルにはいないようですが?」
一瞬の沈黙が流れる。
答えは、意外・・・というほどではないが、メインスクリーンの方から帰って来た。
「それが・・・キラくんなら、こっちに来ているの」
スクリーンに映るマリューは、困惑したようにそう返してくる。
もうどうしたらいいのかと、頬に手を当て、心配そうに眉根を寄せてもいる。
メサイアの位置からすれば、AAよりはエターナルの方が近かった筈なのに、なぜかキラはAAの方に帰還したという。
しかも、着艦後も、マードックやらミリアリアが外から呼びかけてもなぜかコクピットから出てこないとも。
「怪我でもしているのかしら・・・?」
「いえ、それはないですけど」
先ほどの様子を再度思い浮かべても、それはないとアスランは否定した。
だが、それでは何が?
「外部から、強制的に開けられませんか? それもロックされています?」
「いえ、それは・・・」
「?」
「開けちゃっていいのかしら?」
マリューのその問いに、アスランは脱力した。
キラの事が心配で堪らないのに、キラの心情を慮っている。
なんだか、AAでは、とことんキラを甘やかしているようだ。
「・・・・・・開けちゃってください」
「でも・・・。悪いんだけど、アスランくんもこっちに来てくれないかしら?」

「それなら私も!」
マリューのその問いには即座にラクスが反応した。
だが「ダメですっ」とダコスタに一言に否定されてしまう。
「どうして!?」
「ジュール隊が謁見を求めてきています。大風呂敷広げたからには仕事して下さいっ」
「でもっ」
「でもじゃないでしょっ。貴方はっっ」

永遠に言い争いが続きそうな二人は放っておき、
「俺やラクスに甘えたいのなら、こちらに帰還するでしょう。そちらに帰還したからには、マリューさんたちに甘えたいのだと思います。」
アスランはそこで少し考えて、こう付け足した。
「照れくさいのかも知れませんね。さっき『命令』という言葉を使ったので」
マリューは、「あら」と、微笑んだ。
それと同時に、その微笑の後ろから。
「うわっ。何それっ。ばっかみたいっ!? ---------こら、キラっっ」
ミリアリアの元気な声が重なって聞こえてきた。

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なんかもうこれ、ほんとうにだらだらだらだら続きそうなのでこの辺でおしまい。
つづきとかみたい人とかっています?(笑)
by ak_yuma | 2005-12-29 11:04 | SSあり
アスキラ・総一・スザルル LOVE

by ak_yuma